
【暴露】元整形外科医「足のしびれの薬は、治す薬ではありません。35年間、私は黙らせる薬を出し続けました」


「先生、この薬は、いつまで飲むんですか」── 何百回も聞かれた質問
横浜、6月。高梨洋一は、自宅の書斎で古い処方箋の控えを一枚ずつめくっていた。プレガバリン。ミロガバリン。メコバラミン。同じ3つの名前が、何年分も続く。
「この質問を、何百回聞いたか分かりません」と彼は言う。「『いつまで飲むんですか』。私はいつも同じ答えをしていました。神経の症状は治すというより抑えていくものです、飲み続けていただくことになります、と」
それは嘘ではない。教科書どおりの答えだ。ただ、退職して患者の側に立ってみて、彼は気づいたという。
「私は一度も、『なぜ効かないのか』を説明していなかった。診察は、診断と処方で終わります。今まで試したものがなぜ効かなかったのか、その話をする時間は、どこの科の担当でもない。誰かが隠しているわけじゃありません。ただ、その話をする場所が、診察室に無かったんです」
暴露その1:しびれの薬は、しびれを治していない
足のしびれで処方される薬の中心は、プレガバリン(リリカ)とミロガバリン(タリージェ)、それにビタミンB12(メチコバール)だ。
前の2つは、神経が出す信号を薬の力で抑え込む。神経を治す薬ではない。何かを直す薬でもない。信号を、黙らせる薬だ。
ブロック注射も同じ原理で、その場所の信号を一時的に止める。だから打った日は楽で、翌週には戻る。

アメリカのマヨ・クリニックが発表している末梢神経障害の総説には、こう書かれている。
「第一選択薬(ガバペンチン・プレガバリン・デュロキセチンなど)は症状を管理するものであり、神経の損傷が完全に元に戻ることは、治療があってもまれである」[1]
同じ総説によれば、ガバペンチンを1日1200mg服用して痛みが半分以下になった人は38%[1]。10人のうち6人は、半分にもならない。
これはマヨ・クリニックだけの見解ではない。英国のコクラン共同計画がまとめた系統的レビューでも、プレガバリンで「痛みが半分以下になる」のは一部の患者にとどまり、眠気とめまいで脱落する人が長期使用者の約3割に達すると報告されている[8]。米国国立衛生研究所(NIH)は、マグネシウムを「神経の伝達と筋肉の収縮に不可欠なミネラル」と定義し、米国人の大半が推奨量を下回っていると公表している[9]。ハーバード大学公衆衛生大学院の栄養情報でも同じ指摘がある[10]。

「医者仲間で、冗談のように言う言葉があります」と高梨医師は言う。「『しびれそのものに効く薬はまだ無い。作れたらノーベル賞だ』。私も患者さんに言ったことがあります。冗談のつもりでした。患者さんにとっては、冗談じゃなかったはずです」
暴露その2:「神経は戻らない」は、半分しか本当ではない
1986年のノーベル生理学・医学賞は、「神経は自分で伸びる」ことを見つけた研究に贈られた。神経成長因子の発見だ[2]。


「伸びるためには材料が要ります」と高梨医師は続ける。「伸びる先に材料が届いていなければ、伸びない。その材料のひとつが、マグネシウムです」
マウスの実験では、マグネシウムを補うと坐骨神経の再生が早まり、炎症が抑えられたという報告が2011年に出ている[4]。2021年には細胞生物学の専門誌に「マグネシウムは末梢神経の再生を促進する」と題する総説が[12]、2025年には神経再生の専門誌に「マグネシウムと神経損傷」の総説が掲載された[13]。人での証明はまだ十分ではない。

ただ、神経が信号を送るときにマグネシウムが使われることは、生理学の基本に属する。
暴露その3:1971年、日本の塩から消えたもの
ここからは、高梨医師が「患者に話したことのない話」と呼ぶ部分だ。
1971年4月、塩業近代化臨時措置法が成立した。翌年、全国の塩田は廃止され、日本の塩はイオン交換膜製塩に切り替わった[5]。この製法で作られる塩は塩化ナトリウムが99.5%以上で、海水に含まれていたマグネシウム、カリウム、カルシウムはほぼ取り除かれる。
それより前の日本人は、毎日の塩と、にがりで固めた豆腐からマグネシウムを取っていた。にがりの主成分は、塩化マグネシウムである。

令和元年の国民健康・栄養調査によれば、日本人のマグネシウム摂取量は1日平均247.1mg[6]。厚生労働省の推奨量は女性で270〜290mg、男性で340〜380mg[7]。

「誰かがサボっているのではなく、全体が足りていない。私はこの数字を、退職してから知りました」
足りないだけではない。減ってもいる。白米、パン、麺、甘い飲み物。糖を体の中で燃やすたびに、マグネシウムが使われ、尿から出ていく。塩からは入ってこない。主食からは出ていく。
「私は患者さんに『栄養は足りていますか』と聞いたことがありません。整形外科の診察室で、塩と白米の話はしない。でも、しびれている神経は、壊れているというより、飢えている。退職して初めて、そう思うようになりました」
暴露その4:「では、サプリで」が失敗する理由
高梨医師も、現役時代にマグネシウムのサプリを患者に勧めたことがある。ほとんどが2週間でやめた。理由はお腹だ。
「飲むマグネシウムは、吸収される前に腸を刺激します。だから下る。下剤の酸化マグネシウムを思い出していただければ分かりやすい。腸で効いてしまうものは、足まで届く前にそこで終わります」
そして、彼はもうひとつのことを打ち明けた。
「足に粗塩を揉み込んでいる患者さんが、何人かいました。『先生、塩が効くって聞いて』と。気持ちは分かります。塩にマグネシウムが入っていた時代の記憶が、体のどこかにあるんだと思う。ただ、精製塩にマグネシウムはほぼ入っていないし、粗塩は肌に痛い。量も分からない」
「やり方が違うだけで、向いている方向は間違っていない。そう思いました」

三つ目の入口 ── 飲まない、打たない、塗る
口から入れると腸で終わる。注射は信号を止めるだけ。残っている入口は、皮膚だ。
「しびれている場所そのもの、ふくらはぎ、すね、足の裏、足の指に、塩化マグネシウムを塗って揉む。胃も腸も通らない。飲み合わせもない。発作を待つ必要も、頓服のルールもない」
お風呂で温めると少し楽になる、ということは、患者の多くが自分で見つけている。塗って揉むのは、その延長にある。足そのものに、直接。
「薬は、神経を押さえつけ続けます。ドアを開けたまま突っ張り棒で固定して、蝶番が錆びるまで放っておくようなものです。こちらは、蝶番に油を差すのに近い。ドアが自分で開いて、自分で閉まるようになる」

暴露その5:塗るマグネシウムの多くは、皮膚の上で終わる
ここで、高梨医師は一度、話を止めた。
「『塗ればいいんですね』と言われると、実は困るんです。私は退職してから、手に入るものを片っ端から自分の足に塗りました。形が違うと、結果がまったく違う。それを言わずに『塗ってください』とは言えない」
彼が挙げたのは、三つの型だ。
オイル・スプレー型。塩化マグネシウムを水に溶かしただけのもの。塗った瞬間は濡れるが、数分で乾いて白い粉が残る。粉になった分は、肌に入っていない。シーツに移って終わる。しかも、しみる。
高濃度ジェル型。20%、30%と濃さを競うもの。濃いほどしみて、かゆくなる。だから洗い流す。寝る前に塗って朝まで置いておく、という使い方ができない。濃さと、届く量は別だ。
通販の安いクリーム型。2千円台で「マグネシウム配合」と書いてある。何%かは書いていない。化粧品としての届出番号も見当たらないものがある。マグネシウムの香りがする乳液と、区別がつかない。
「神経は1日1ミリ、と言いました。伸びる作業は、起きている昼間ではなく、寝ている夜に進みます。材料は、夜のあいだ、8時間、しびれている場所の上に居続けなければ意味がない。5分で乾くものと、しみて洗い流すものは、その8時間に間に合わない」
だから彼は、患者に勧める方法を「夜ぬり法」と呼ぶ。塗る時刻と、朝まで洗い流さないこと。濃さではなく、滞留時間で勝負する考え方だ。そして、夜ぬり法に使える製品の条件を、三つに絞った。
条件1:しみない。朝まで置いておける濃さであること。しみれば洗い流す。洗い流せば、その夜はゼロ。
条件2:乾かない。水に溶かしただけでは粉になる。保湿の基剤で蓋がされていること。
条件3:隠していない。マグネシウムの濃度、全成分、化粧品としての届出番号が、箱に書いてあること。書いていないものは、何を塗っているのか分からない。
「三つとも当たり前に聞こえるでしょう。でも、同じ棚で三つ全部に○がつくものが、私が手に取った範囲では一つしかなかった」
その比較は、使い方のあとにまとめて載せる。
「濃くする」のではなく「一晩とどめる」── ナイトシール処方
夜ぬり法に合う形を探して、高梨医師が最後に残したのが、melao(メラオ)だった。
塩化マグネシウムは5%。海外の高濃度品より低い。それは弱点ではなく、彼が言うには設計だ。
「5%は、しみずに朝まで置いておける上限に近い。そこにヒアルロン酸で水を抱えさせ、シアバターで蓋をする。濃くするのではなく、一晩とどめる。高濃度ジェルの『30秒で吸収』は、私の足では『30秒で乾いた』でした」
melao はこの設計を「ナイトシール処方」と呼んでいる。三つの条件を、夜に塗って朝まで置くことを前提に満たすように選ばれた処方だ。
「私が作ったわけではありません。私が決めたのは条件だけで、その条件に最初から合わせて作られていたのが、これだった。三つ全部に○がついたのは、これ一つです」

塗ってすぐ確かめられることが、ひとつある。1分経って、白い粉が出ないこと。シーツに移らないこと。粉になった分は、肌に入っていない。
「患者さんに全部説明できる成分にしたかった」
退職後、高梨医師はこの形のクリームを探した。海外製は成分が多すぎた。12種類の成分、メントール、カンフル。塗った瞬間だけスースーして、あとに何も残らないものが多かった。
「勧めるなら、何が入っているか患者さんに全部説明できるものにしたかった。成分が多いことは、私にとっては良いことではありません」
見つけたのは、melao(メラオ)というクリームだった。

- 塩化マグネシウム:海水由来。にがりと同じ成分。主役はこれ。
- ナイアシンアミド:ビタミンB3。肌のバリアを整え、マグネシウムがなじむ土台をつくる。
- ヒアルロン酸:塩化マグネシウムは単体だと肌がつっぱる。それを抑える保湿。
- シアバター・ラベンダー油:のばしやすさと、寝る前に塗るための香り。
- 飲まない。胃腸を通らない。薬との飲み合わせがない。
「海外製は12種類も入っていて、何が効いているのか説明できなかった。これは主役が5つで、残りは水と、肌に留めるための基剤です。全成分は箱に全部書いてあるし、何%かも書いてある。患者さんに全部説明できる。それが条件でした」
米国FDA登録 ── 米国食品医薬品局(FDA)の化粧品製品リストに登録済み(登録番号 53-942122-212802)。
海水由来の塩化マグネシウム ── 合成品ではなく、海水から取り出したもの。にがりと同じ。
隠さない ── 塩化マグネシウム5%と明記。全成分を箱に印字。米国・EU・英国の3つの当局に、全成分と濃度を届け出済み(番号は下に掲載)。

「隠さない」の中身 ── 全25成分と、3つの当局への届出
「成分が多いことは、私にとっては良いことではない」と高梨医師は言った。だから私たちは、melao の販売元に「全成分を、濃度つきで出してほしい」と頼んだ。返ってきたのが、EUの化粧品当局に提出した届出書の写しだ。25成分、すべてに濃度が書いてある。

高梨医師に、この表を読んでもらった。
| 役割 | 成分 | 濃度 |
|---|---|---|
| 主役 | 塩化マグネシウム(海水由来) | 5.0% |
| 土台 | ナイアシンアミド(ビタミンB3) | 0.5% |
| つっぱり止め | ヒアルロン酸Na | 0.1% |
| 蓋 | シアバター・ミツロウ・オリーブ果実油 | 各1.0% |
| 香り | ラベンダー油 | 1.0% |
| 水と基剤 | 水 64.9%、グリセリン 5%、油性基剤、乳化剤、保湿・整肌成分、ビタミンE・C誘導体、防腐成分 | 残り |
「5%は、しみずに朝まで置ける濃さです。海外の30%は、数字は3倍でも、洗い流したらゼロになる。この表の一番大事なところは、5という数字ではなく、数字が全部書いてあることです。書いてある製品は、私が見た範囲で、ほかにありませんでした」
そして、届け出た先は一つではない。
米国 FDA ── 化粧品製品リスト登録 53-942122-212802(2025年11月)
EU(欧州委員会 CPNP) ── 届出番号 5842943(2026年4月)
英国(OPSS SCPN) ── 届出番号 UKCP-06972660(2026年4月)



届出は「効く」という証明ではない。化粧品として、何が何%入っているかを当局に出した、という記録だ。ただ、それを出していない製品と、出している製品がある。2千円台のクリームに、この番号はなかった。
「私が患者さんに勧めるときの最低条件は、これです。効くかどうかの前に、何を塗るのかが分かっていること」
夜ぬり法 ── 使い方と、最初の1週間

1. 寝る前に。お風呂のあとが一番のびる。
2. ふくらはぎから足の裏まで。500円玉くらいの量を、片足ずつ。
3. 少し揉む。力は要らない。しびれている場所を手のひらで包むように1分。
4. そのまま寝る。洗い流さない。ここが夜ぬり法のすべて。材料を朝まで置いておく。
そして高梨医師は、こう念を押す。
「1週目は、何も起きません。神経の話は年単位だと言いました。1週間で変わったら、それは薬と同じ『黙らせる』効き方です。最初に変わるのは、しびれの強さではなく、夜中に目が覚める回数だと、患者さんの多くが言います」
他社製品との比較 ── 同じ「塗るマグネシウム」で、何が違うのか
私たちは高梨医師に頼んで、通販で買える「塗るマグネシウム」を型ごとに1つずつ買い、同じ条件で足に塗ってもらった。個別の商品名は伏せる。型の違いが、そのまま結果の違いだからだ。
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| オイル・スプレー型 | 高濃度ジェル型 | 通販の安いクリーム | melao | |
|---|---|---|---|---|
| Mg濃度 | 表示なし〜30% | 20〜30% | 表示なし | 5%(明記) |
| 由来 | 不明 | 不明 | 不明 | 海水由来 |
| しみる・かゆい | しみる | 強くしみる | しみない | しみない |
| 5分後 | 白い粉 | 乾く | 残る | 残る |
| 朝まで置ける | × | × | ○ | ○ |
| 全成分・届出 | 一部 | あり | なし | 全成分・届出番号3つ |
| 当局へ届出 | 不明 | 一部 | なし | 米国・EU・英国 |
| 価格 | ¥3,000〜5,000 | ¥4,000〜8,000 | ¥2,000台 | ¥5,980 |
| 一晩あたり | 約100〜170円 | 約130〜270円 | 約70円 | 約111円(3本時) |
| 返金保証 | なし〜30日 | なし〜30日 | なし | 60日・理由不問 |
| 夜ぬり法の3条件 | 0/3 | 1/3 | 2/3 | 3/3 |
2026年6月、高梨医師が各型の代表品を1つずつ購入し、同一条件で確認。価格は購入時の通常価格。
「安いクリームは、しみないし乾かない。使い心地だけなら悪くない。ただ、何%入っているか書いていない。私は患者さんに『何を塗っているか分からないものを毎晩塗ってください』とは言えない」
「高濃度ジェルは、数字は立派です。でも私の足では、しみて、洗い流して、その夜はゼロでした。濃さは、置いておけて初めて意味がある」
「一晩あたりで見れば、安いクリームのほうが40円安い。その40円で、何%かも、届出番号も、返金も無くなる。私はその差なら、書いてあるほうを選びます」
患者はこう言っている

⭐ 「3年間で整形外科を6軒まわって、全部『異常なし』でした。2週目に、夜中に目が覚める回数が減りました。3ヶ月経った今、朝まで寝られる日が週に5日あります」
── 佐伯 K、62歳、神奈川
⭐ 「リリカを飲むとふらついて、階段で手すりを離せなくなっていました。塗るだけなので、それが無い。それだけで楽です」
── 松岡 T、58歳、大阪
⭐ 「主人が『最近、顔が違う』と言いました。何が違うのか自分では分からないんですが」
── 井上 M、65歳、千葉
「すぐには治りません」と、なぜ最初に言うのか
高梨医師は、勧めるときに必ず先にこう言うという。「すぐには治りません」。
「1日1ミリ、と言いましたね。腰から足の裏まで1メートル近い。しびれている場所に材料が届き始めてから、神経が実際に伸びて、感覚が戻るまでには、どうしても月の単位がかかります。1週間で変わったら、それは薬と同じ、黙らせる効き方です。それは私が35年やってきたことで、もう要らない」

1週目:何も起きない。ここでやめる人がいちばん多い。
2〜3週目:夜中に目が覚める回数が減る。しびれ自体はまだ同じ。
5〜8週目:「紙が挟まった感じ」が片足から薄くなる。
3ヶ月:ここで初めて、合うかどうかを判断できる。
それ以降:塗り忘れた夜に戻ることで、続ける意味が分かる。
「だから、1本で判断しないでください。1本は30日です。判断できる前に終わります。私が患者さんに勧めるのは、最初から3ヶ月分を手元に置くことです。途中で切れると、そこで振り出しに戻る」
melao の販売元が「2個購入で1個無料」を基本にしているのは、この3ヶ月に合わせたものだという。
お金の話
私たちは高梨医師に、患者が3年間で使うお金を計算してもらった。
| 項目 | 1年あたり |
|---|---|
| 処方薬3種類(月4千円) | 約4.8万円 |
| ブロック注射 月2回(1回1万円・往復2時間) | 約24万円 |
| 整体 週2回(1回1.1万円) | 約105万円 |
| 合計 | 約134万円 |
「もちろん全員がここまで使うわけではありません。ただ、これを20年続ける前提で処方箋を書いてきたのは、私です」
melao は1本 ¥5,980。毎晩塗って約1ヶ月。一晩あたり、およそ160円。自販機の缶コーヒー1本より少し高い程度だ。
| 1本 | 2個購入(1個無料) | |
|---|---|---|
| 価格 | ¥5,980 | ¥11,960(3本) |
| 日数 | 約30日 | 約90日 |
| 一晩あたり | 約166円 | 約111円 |
| 送料 | 無料 | 無料 |
私たちは、なぜ2個買うと1個ついてくるのかを尋ねた。
「3ヶ月分を、2本の値段で。それなら患者さんに勧められます」
ブロック注射1回分(1万円)で、melao はちょうど2ヶ月分になる。
「私は医者であって、商売人ではありません」
私たちは、なぜ海外の同種のクリームより安いのかを尋ねた。
「海外のものは1個89ドル、と書いてあって、67%引きで29ドル、と書いてある。あれは値段ではなく演出です。melao は最初から¥5,980で、それ以上でもそれ以下でもない。私は医者であって、商売人ではありません。この値段なら、患者さんに勧められます」
60日間、理由を聞かない返金
「合うかどうかは、私が決めることではありません。塗り忘れた夜の、ご自身の足が決めることです。1週目は何も起きないと言いました。2ヶ月あれば判断できる。だから60日。合わなければ、理由を言わずに返してください。全額戻ります」
編集部の結論
「異常なし」と言われ続けた足のしびれに、薬と注射以外の入口があるという話を、私たちは初めて医師の口から聞いた。神経を黙らせるのではなく、伸びるための材料を足そのものに届ける。証明はまだ途中だが、方向は生理学に沿っている。
「塗るマグネシウム」は通販にいくらでもある。ただ、しみない、乾かない、隠していない、の三つに全部○がつき、5%と全25成分を濃度つきで当局に届け出て、夜に塗って朝まで置く前提で作られているのは、高梨医師が確認した範囲で melao 一つだった。
検査で異常なしと言われ、それでも足がしびれたままなら、60日という判断の時間がある。失うものは、塗り忘れた夜の分だけだ。
追伸。高梨医師が取材の最後に言った言葉を、そのまま載せる。
「ここから先は、二つに一つです。今夜もいつもの薬を飲んで、いつもの2時に目が覚めて、朝まであと何時間かを数える。来年も、再来年も。処方箋は増えることはあっても減ることはない。それが一つ目。
もう一つは、今夜から足に塗ってみて、1週目は何も起きないのを我慢して、2週目に夜中の回数を数えてみる。合わなければ60日以内に返す。失うのは、塗り忘れた夜の分だけです」
追伸2。一晩160円。薬3種類とブロック注射と整体で1年に134万円使った患者が、いちばん最初に言ったのは「もっと早く知りたかった」だった。この記事が、その「早く」になればと思う。
追伸3。melao は trymelao.com でのみ販売されている。通販サイトにはオイル型、スプレー型、高濃度ジェル型、濃度を書いていないクリーム型が並んでいるが、5%と全成分を明記し、一晩とどまるように作られたナイトシール処方は、これ一つだ。

コメント 5件
これ、本当に効くんですか?使ってる方いますか?
母に塗ってます。3週目くらいから夜中に起きる回数が減ったと言ってます。塩の話は知りませんでした。
リリカで太って、タリージェでふらついて、もう飲みたくなかったので塗るのはありがたい。1週目は本当に何も起きませんでした(笑)
マグネシウムのスプレー持ってるんですが、乾くと白くなってシーツにつくのはこれのことだったんですね。しみるので毎晩は無理でした。
1971年の塩の話、初めて知った。豆腐のにがりがマグネシウムなのも。
父に渡しました。何年も足がしびれると言っていたのに、先週「朝まで寝た」と電話が来ました。
- Mayo Clinic. Peripheral Neuropathy: A Review. https://mayoclinic.elsevierpure.com/en/publications/peripheral-neuropathy-a-review/
- The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1986. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/1986/press-release/
- Peripheral Neurological Recovery and Regeneration. PM&R KnowledgeNow. https://now.aapmr.org/peripheral-neurological-recovery-and-regeneration/
- Pan HC, et al. Magnesium supplement promotes sciatic nerve regeneration and down-regulates inflammatory response. Magnes Res. 2011. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21609904/
- 塩業近代化臨時措置法(昭和46年法律第90号)。
- 厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査。
- 厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)。
- Derry S, et al. Pregabalin for neuropathic pain in adults. Cochrane Database of Systematic Reviews. https://www.cochrane.org/evidence/CD007076_pregabalin-chronic-neuropathic-pain-adults
- National Institutes of Health, Office of Dietary Supplements. Magnesium Fact Sheet for Health Professionals. https://ods.od.nih.gov/factsheets/Magnesium-HealthProfessional/
- Harvard T.H. Chan School of Public Health. The Nutrition Source: Magnesium. https://www.hsph.harvard.edu/nutritionsource/magnesium/
- Mayo Clinic Proceedings. Rita Levi-Montalcini — Nobel Prize for Work in Neurology. https://www.mayoclinicproceedings.org/article/S0025-6196(11)62739-0/fulltext
- Frontiers in Cell and Developmental Biology, 2021. Magnesium Promotes the Regeneration of the Peripheral Nerve. https://www.frontiersin.org/journals/cell-and-developmental-biology/articles/10.3389/fcell.2021.717854/full
- Neural Regeneration Research, 2025. Magnesium and nerve injury: Mechanisms and applications. https://www.ovid.com/jnls/nrronline/fulltext/10.4103/nrr.nrr-d-25-00263
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